G. プドゥチェリー連邦直轄領(7/12-7/14視察結果)
「仏の香り残すのどかな街・プドゥチェリー」
■ 地域情報
GDP: 0.18% (26th) of Total GDP
面積: 479 平方キロメートル (0.01% )
人口: 1,244千人 (28th / 0.10%)
州都: Puducherry
主要言語: Tamil, Telugu, Malayalam, English and French
プドゥチェリー連邦直轄領は、かつてフランスが、インドの植民地として支配していた4つの飛び地(puducherry, Karaikal, Mahe and Yanam)により構成され、その中の一つの都市で、17世紀から18世紀にかけてフランス領インドの首府であったプドゥチェリーの名称からつけられた連邦直轄領である。連邦直轄州の境界線はかつての国境線そのものであるが、フランスが半世紀以上かけて村落単位で植民地を広げていったため、いくつもの飛地が入り組んだ状態となって存在している。
プドゥチェリー連邦直轄領の人口のうち、約24%が農業に従事しており、特に稲作が主要な作物である。また、人口は1.2百万人と少ないが、直轄領の平均的な一人あたりの年間所得はインド全体で、ムンバイ・プネのあるマハーラーシュトラ州に次ぐ6番目(82千インドルピー)におり、全体として豊かな地域といえる。
■ 現地視察レポート(Puducherry)
2012年7月12日~7月14日、プドゥチェリー連邦直轄領の首都・プドゥチェリーを視察した。主に下マップの赤枠内を視察した。

(1) 市街
プドゥチェリーは、街の中心に、大きな環状の通りが走っており、その環状の中を、少し幅の狭い道路が縦横に走っている。この街は、人口も少ないこともあってか、街が穏やかで静かである。交通流に対して道路も十分広く、静かに生活できる街であり、どこかインドの一般的な街とは違った雰囲気を持つ街と感じた。




(2) プドゥチェリーへ向かうバスの窓から
下写真(中央)のように、プドゥチェリー周辺は荒れた土地が続く地域であるが、インドの中では水が比較的豊富であり、時折、右写真のような水田地帯も見られた。
水田地帯の周辺には、ゴミの散乱や不快な臭いがなく、空気の臭いや風の音、鳥の鳴き声などを楽しむことができる場所で、このような環境なら、自然を愛でる気持ちにもなると感じたのをはっきり覚えている。

[視察を終えて]
プドゥチェリー連邦直轄領は、街並みや人々に他の都市と比べて大きな特徴はなく、経済としては特筆すべき事項は少ないのかもしれないが、とても癒される街であったと感じた。人も街に溢れておらず、静かでゆったりとした時間が流れ、海岸に沿った遊歩道は、夕方になると人々の憩いの場所になり、静かに穏やかに過ごすことができる。これがこの街の特徴の一つなのかもしれない。
街には、インド独立運動にも関わった、宗教家で、霊性指導者・ヨーガ指導者・インド哲学者であったオーロビンド・ゴーシュ(1872-1950)が始めた新宗教のアシュラムもあり、そのアシュラムが運営する道場・宿泊施設・教育機関等もある。このアシュラムが運営する宿泊施設のうち、海岸に面した施設はとても過ごしやすく、快適であったのが忘れられない思い出の一つである。


