5. チャッティースガル州(6/16-6/17視察結果)
「外国人宿泊お断りが多い地方都市・ライプール」
■ 地域情報
GDP: 1.78% (16th) of Total GDP
面積: 136,034 平方キロメートル (4.14% )
人口: 32,966千人 (13th / 2.72%)
州都: Raipur
主要言語: Hindi, Chhattisgarhi

※右上マップの赤色の部分がチャッティースガル州で、青枠で囲んでいるいる州が、マディヤ・プラデーシュ州である。
チャッティースガル州の労働人口の約8割が農業に従事しており、農業は重要な産業であるとともに、同州は鉱物資源が豊富な州でもあある。例えば、インドで製造される鉄鋼の15%ほどを同州が供給している。
なお、同州は2000年11月1日にチャッティースガル語を公用語とする地域がマディヤ・プラデーシュ州から独立して成立した州である。
■ 現地視察レポート(Raipur)
2012年6月16日~17日、チャッティースガル州の州都・ライプールを視察した。

(1) 駅周辺
ライプール駅を出ると、まずこの数年で建てられたような新しい建物が少なくないことに気付く。駅の前は、バス・オートリキシャ停留所・自家用車駐車場のための十分なスペースがあり、多くの人が出入りをしている。駅を出た通りは、交通量に対して十分なスペースの道が走っておいるが、そこから数百メートルも進むと、狭い通りに古い建物が立ち並ぶ街並みになる。ライプールは他の地方都市と大きく異なる点は見られないが、細かく見ると所々に新しく建てられた建物があり、都市の近代化が少しずつ始まっていることは感じられた。
なお、ライプール駅前や市街には他の都市と比較てして、ホテルが多くあることが目についた(外国人が宿泊可能な施設かどうかは別)。


(2) 市街中心(新市街)
市街のうち、旧市街は、他の都市とさほど変わらない、狭い道路に並ぶ昔ながらのコンクリート造りの建物に、人・商品・自動車・バイクの喧騒が迎えてくれる。一方で、新市街は、広い通りに沿って、転々と個人商店があり、写真(上段右端)のような、ショッピングセンターなどの都会的なビルや店舗もある。なお、このショッピングセンターは、既に営業を行っているが、テナントスペースのうち半分程度は、まだ空きのままであった。
また、宿泊先を探している際に、中級クラスの価格帯のホテルの正面10m先に、スラム街があった。貧しいものと富めるものの距離が極めて近い距離にあったことが印象的だった。



(3) その他
● 市街中心(新市街)において夕立ちに遭遇
● 列車からの景色 ~ライプール駅から列車で数十分程離れた場所~
[視察を終えて]
ライプールのあるチャッティースガル州は、インド亜大陸の東部に位置する。この地域では、毛沢東思想派(マオイスト)の過激派による反政府活動が活発であり、視察の約3ヵ月前の3月上旬にもイタリア人旅行客がマオイストに拉致される(4月中旬に解放)という事件もあった。、治安の面で緊張状態が続いている時期の視察であった。
ライプール市街のホテルの中で、外国人旅行客を受け入れてくれるホテルは限定的であった(中級クラス以上のホテルでは受入可能な場合が多い)。このこともあり、ライプール市街での視察は安全について十分な注意を払って行動する必要があり、郊外への移動は避けた。
市街を視察している中では、危険なことを感じるような状況には遭遇しなかったため、少なくとも市街地である限り、日常的には安全であるのかもしれないが、やはり他の都市と同じようには行動できないという制約はあった。
視察において、インドの経済発展の恩恵を受けている中高所得者を対象としたような店舗は限定的である印象を受けた。
