27. ウッタラカンド州(4/20-4/21視察結果)
「穏やかな地方都市・デハラドゥン」
■ 地域情報
GDP: 1.06% (19th) of Total GDP
面積: 53,484 平方キロメートル (1.63% )
人口: 10,117千人 (20th / 0.84%)
州都: Dehradun
主要言語: Hindi, Garhwali, Kumaoni

(Source : “State Domestic Product”)
ウッタラカンド州は、ヒマチャルプラデッシュ州と同様に、ヒマラヤ山脈の麓に位置しており、州の大部分の領域が山岳地帯となっている(上中央写真のうち、橙色で囲まれた領域がウッタラカンド州である。青枠より上が中国、緑枠より右がネパールである)。州都であるデハラドゥンは、標高が450mと比較的標高の低い場所に位置している。
ウッタラカンド州はインドの27番目の州として、2000年11月9日にウッタル・プラデッシュ州から独立した州として設立された。これは、当時の州政権であるBJP(インド人民党)が人口過剰を理由に分離したと解されている。独立当時はウッタルチャル州(Uttaranchal State)と呼ばれていたが、2007年1月から現在の名前に変更されている。
ウッタラカンド州の経済(GDP)の約半分は、第三次産業(Tertiary Sector)が占めている。これは、当該州には、RishikeshやMussoorieを始めとした多くの観光地を有しており、インド国内および国外から多くの観光客が訪れることが大きな背景の一つである。また、 limestone, marble, rock phosphate, dolomite, magnesite, copper graphite, gypsumなども鉱物が豊富である。州経済における農業の割合は17%と低いものの、州の人口の約90%が農業に従事している。
■ 現地視察レポート(Dehradun)
2012年4月20日~4月21日、 ウッタラーカンド州の州都・デハラドゥンを視察した

[市街 - ポイント(1)周辺 ]
デハラドゥン市街は、おおよそ5~10km圏内と比較的狭い範囲内におさまっており、商店街も穏やかな雰囲気を漂わせている。

街には、宝石関連の店舗が多いことに気付く。インドの他の都市でも宝石関連のお店は見かけるが、デハラドゥンでは宝石関連の店舗が連続して何店舗も隣り合っていることが珍しくなかった。

[市街 - ポイント(2)周辺 ]
大通りに面して、中規模のバイクショップ・自動車販売店・アパレル関連・ホテルが並んでいる。道幅は広く、交通量も穏やかである。

[市街 - ポイント(3)周辺 ]
デハラドゥンの主要駅周辺の街並みであるが、駅前であっても他の場所と雰囲気は変わらない。

[視察を終えて]
デハラドゥンの視察を終えて、その感想は、デハラドゥンは全般的に注目を引くものが少なかった地域と感じる。自動車やバイク、携帯電話等の変化はこの街にも訪れているが、今回の視察で、インド経済の急速な発展を実感するような建設工事現場や工場の建設などの、物理的な側面での変化を見つけられなかったのも要因の一つかもしれない。
ヒマラヤ山脈を背にして、インド北部の端にある場所であり、物流やインフラ整備におけるインド全体における優先度という意味では、もう少し時間を経たのち、大きな変化が見られるのかもしれないとも感じた。
