12. カルナータカ州(6/24-6/26視察結果)
「充実した都市環境・バンガロール」
■ 地域情報
GDP: 5.46% (7th) of Total GDP
面積: 191,791 平方キロメートル (5.83% )
人口: 61,131千人 (9th / 5.05%)
州都: Bangalore
主要言語: Kannada

カルナータカ州は、南インドを代表する州の一つであり、州都であるバンガロールは航空宇宙産業、情報技術産業、ビジネス・プロセス・アウトソーシング業が盛んなことで有名である。同州の 地方の人口の66%、労働人口の55.6%が農業に従事しており、インドの他の州と同様に農業が重要な産業の一つである。
州都であるバンガロールの巨大な経済圏は、インドの重要な経済センターの一つとして位置付けられ、特に、IT産業の集積する南インドの中でも、「インドのシリコンバレー」と呼ばれ、インドのソフトウェア輸出に大きな貢献を果たしている。
■ 現地視察レポート(Bangalore)
2012年6月24日~6月26日、 カルナータカ州の州都・バンガロールを視察した。

(1) 市街中心エリア
バンガロール市街中心は、商業エリアとして大規模な店舗が立ち並び、ビジネス街、繁華街、住宅地が、それぞれのエリアごとに異なる雰囲気を持っていたことが印象的であった。





(2) Electronic City
バンガロールにおける工業団地の一つである同エリアは、広い敷地に、世界的又はインドで有名な企業の拠点があり、エリア内の閑静な整備された雰囲気は、インド経済発展を感じさせる場所であった。
一方で、同エリアの敷地外のすぐ隣には、舗装のされていない道路や小規模なレストランや売店などが並ぶ村のような地区があり、工業団地との著しい雰囲気の違いには驚きを覚えた(最下段写真)。



(3) ヤシャンプラ駅周辺
ヤシャンプラ駅は、現在、中長距離列車の主要な発着駅の一つであるが、当該駅の正面には、高架鉄道(メトロ)の駅が建設中である。また、駅近くには、複数の高層住宅群も建設中であった。当該エリアには、まだ商業施設は少なく、高架鉄道・アパートメントも建設中ではあるが、ヒトとモノの大きな流れが生まれ、近い将来、大きな商業拠点になるであろうことが感じられた。


[視察を終えて]
バンガロールは、インドの都市の中でも、特に日本の都市に近い街という印象を受けた。インドの大都市であるデリーやムンバイは、確かに都市の規模は大きく、バンガロールはその規模からすると小さいものではある。しかしながら、商業エリア・ビジネスエリア・住宅エリアなどが区分され、その地域ごとの特性に応じた街並みに整備され、かつそれぞれのエリアにおいて、ホームレスの人々が溢れているということもなく、道路や歩道も整備され、清潔に保たれていた。また、市街中心から工業団地へは、十分に整備された国道が伸びているが、その国道に沿って、店舗・ホテル・レストラン等が並び、その景観は日本の首都高速の高架下のような雰囲気であった。何よりも、それぞれのエリアが互いに有機的に結びついているように感じたことが印象的だった。インドの経済発展をけん引する主要な都市であることに、ある種の納得感を感じた。
